前回は家無しで渡航し、家探しをしないとならんが
なにやら日本と勝手が違うぞって話でした。
物件探しはもう完全に夫任せだったので夫から聞き取ったお話です。
状況はこんな感じ
・タイムリミットは2週間(ホテルは2週間しか取ってない)
・職探しと同時並行
・過去オーストラリアに住んだことはない
いざ物件を調べていくと・・・
まずブリスベンに家がない。
どうやらここ最近、オーストラリアのハウジング事情は厳しいらしい。
コロナ禍で政府が住宅ローンの金利を下げていたのが本来の金利に戻ったことにより、
ローンの返済が困難になった人が増え、賃貸住宅の需要が増えているようです。
また、ブリスベンがこの数年で発展してきた街であるため、
人口に対して家(建物自体)が足りていないという背景もあります。
ブリスベンでは2027年までに1万2300棟の住宅不足が予想され、
現在オーストラリア国内の空き部屋率は約1%ととにかく深刻な家不足。
詳しく知りたいぜって方は以下のリンクをご覧ください。
Housing crisis: Australia faces 106,000 homes shortage by 2027 | news.com.au
What broke the rental market (and can it be fixed)? | ABC News In-depth
そんなこんなで物件1件に対して競争率がハンパじゃないわけです。
この競争に勝つのはもちろん身元がはっきりしていて仕事もリビングヒストリーもあるやつ。
負け戦やがな。
どこの条件も満たせない。WEBフォームの必須入力欄が埋まらない。
そんな難航する家探しとは裏腹になんと夫は仕事を手に入れてきました。
私が学校でヒーヒー言ってる間に???
ここからがもうすごかった。仕事を手に入れた夫は強気だった。
交渉の余地ができたと直接管理会社に連絡し、
渡航したばかりでWEBフォームを埋められないと事情を説明。
ただ、仕事を手に入れたから他の書類でよければいくらでも提出するし家も1年契約する。
家賃も6か月分一括で支払うから貸してほしいと。
そしたらなんと通った。
交渉してなんとかなるもんなの?
多分私のカタコト英語じゃなんともならなかった。
私はのんきに学校に通っている間に新しい家が決まり
どんな物件に住むことになったのか知らぬまま引っ越しの日を迎えました。
引っ越し当日
なんか夫がニヤニヤしている。
「じゃーん!ここに住みます!」
いや豪邸じゃん
え、ここ?ここに住むの?間違ってない?
サウナ、スパ、プール、ジム、シアタールーム、BBQ設備がある。
わたし無職だよ?
無職の家にあっていい設備じゃない。
なんなら日本に奨学金という名の多額の借金を残してきている
人生マイナス野郎が成り行きで豪邸に住めることになってる。
部屋もそれはそれはもう綺麗だし広い。
こちらでは家具・家電付きの家がメジャーなんですが
バカでか冷蔵庫に食洗器、オーブン、電子レンジ、洗濯機(乾燥機付き)
食器まで全部ついてる。
ダメだって、無職がこんなとこ住んじゃ。
成功者の家じゃん。
ちなみに家賃は月$2,500(約23万円)です。
日本の稼ぎで考えるとたっかいんですが
夫曰くこっちにきて給与が3倍以上になったから
思うほど苦しくはないけどお前は早く働けとのこと。
なにやら職探しも日本と全然違うらしいから心してかかろう。
日に日に夫の「早く働け~」から笑顔が消えていきます。
笑顔あふれる家庭にするからもうちょっと待って。
さて、サウナでも入ってくるか!
・・・温和な夫にどつかれる日も近いな。
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